「書聖中林梧竹 作品カレンダー」（令和7年版）発刊にあたって

　年月が経つのは早いもので、梧竹カレンダーを発刊し始めてから10年目を迎え、ここに第10冊目令和７年版の梧竹カレンダーを発刊することができました。
　これも偏に、小城市立中林梧竹記念館をはじめとした多くの梧竹愛好家の皆様のご支援・ご協力があってのことだと感謝いたしております。
　今回の令和七年度版にて節目の10年となりますので、終刊とさせていただきます。
　思いおこせば、企画・編集にあたっては、当初、東京・新潟・福岡・佐賀から東京に集まって情報交換をしておりましたが、ここ４～５年はオンラインで結び、何度となく協議を繰り返して、まとめることができるようになりました。
　その上で、小城市立中林梧竹記念館、梨本良雄氏（新潟)、森田和雄氏（東京)、服部一啓氏（福岡)、山口八石氏（福岡)、秀島清坡氏（佐賀）の協力を得て、内容豊富なカレンダーができあがったと思います。
　台紙につきましては、好評を得ております、佐賀県鹿島市在住の人間国宝 鈴田滋人氏作の「木版摺更紗紋様」を使用することをご承諾いただきました。
　解説につきましては、金子　剛、梨本良雄、中林秀利、服部一啓、秀島清坡、森田和雄、山口紫竹、山口八石が担当いたしました。
　尚、2027年には、梧竹生誕200年を迎えることになります。記念事業開催を小城市文化課にお願いしておりますので、その折には、皆様のお力添えが必要になりますのでよろしくお願いいたします。